水商売の方に読んで欲しい賃貸契約の豆知識
皆さま、こんにちわ。
弊社をご利用のお客様のほとんどの方が水商売関係者ですが今回は水商売の方が何故、部屋を借りれないのかお話ししていきたいと思います。
皆様も十分にご理解しているかと思いますが、実際に普通に不動産屋に行き水商売でも大丈夫と言って貰えるケースは稀です。
現在では水商売の方でも理解のある物件も増えてきてはおりますが、それでも全体の2割程度と言われているのが現実です。
では、何故水商売の人では部屋を借りる事は出来ないのでしょうか。
目次
何故、水商売だと部屋を借りれないのか?
水商売の方は他の入居者に比べると生活のリズムが違います。
他の方が昼間に働いて、夜に帰宅するリズムの中、水商売の方は夜中や朝方に帰宅をされるので騒音などのトラブルになるケースが懸念されます。
また、お酒を飲んでいるケースがあるので入居者同士の喧嘩などのトラブルも懸念されるようです。
上記のようなケースは男性の方で多い事と思われるので女性の方からすれば「私は女だから大丈夫」そんな風に思われるかもしれませんが女性の方ですと別の理由が懸念される方が多いようです。
それは、水商売の方ですと華やかな世界ですので男性との交流も多い事が予想されるので男性の方を家に招き入れたりする事も多いのではないかという事を気にしたりする事もあるようです。
水商売でも大丈夫な物件
水商売の方からすれば「水商売でも大丈夫ですよ」と言われれば藁にもすがる気持ちになると思います。
ですが、その物件で本当に良いでしょうか。
申込がまだお済みでないのでしたら少し待って考えてみましょう。
水商売の方でも大丈夫と言われる物件にはそれなりの理由がある場合があります。
一般の物件ではトラブルを懸念する筈ですが、何故それを許しているのでしょうか。
つまり、こう言う事が考えられます。
・入居者が中々決まらない物件が入居者を確保する為にこのような手段を取っている
・水商売でも入居出来る物件として逆に水商売専門の物件としている
前者のような場合ですとそれなりの理由があって入居者が中々決まらない理由があります。
騒音がうるさい、交通の便が悪い、築年数が古いなどの理由があったりする事もあるので事前に周辺環境を確認しておく事や内観の際にセキュリティ面なども確認しておくと良いと思います。
後者の場合ですと水商売を専門に取り扱っている物件という事なので、他の入居者も水商売の方という事になります。
あまり、それは気にしないという方であれば逆に良いのかもしれませんが家ではゆっくり過ごしたい、人目を気にされるという方にはお勧め出来ません。
水商売専門不動産は初期費用が高い
一概には全ての水商売を専門に取り扱っている不動産屋が高いとは言い難いですが、そういった所もあるというのが現実ですので覚えておくと良いでしょう。
では、実際にどのような点を見れば良いのかご説明していきたいと思います。
賃貸契約をあまりされた事のない方からすればこの金額が高いのか、低いのか、そんな事はさっぱりという方もいらっしゃると思います。
不動産で掛かる費用は大きく分けて仲介手数料、敷金礼金、前家賃、鍵交換費用、火災保険、などが主な費用となります。
仲介手数料は相場として0ヵ月~1ヵ月程度となっていますが2ヵ月分などという金額を請求してくる場合には注意です。
また、物件によっては敷金、礼金を上乗せして請求してくる所もあるという事ですので覚えておいてください。
敷金、礼金の相場にも調べ方があります。
・築年数
・家賃帯
・地域
・間取り
上記の条件でインターネットで調べていただければ大体の相場を調べる事が出来ます。
それ以外にも事務手数料や何かにつけて料金を上乗せしてくるようであれば間違いなく良い業者ではないと言えるでしょう。
水商売の方に気を付けて欲しい事
不動産屋が見ている事は仕事の内容だけではありません。
逆にご自身が部屋を貸す側の立場だと思って考えていただければ分かると思いますが、水商売の方でも不真面目そうな方よりは真面目そうな方に貸したいと思う筈です。
これは、不動産屋も同じ事を思っていますので出来るだけ心証がよくなるようにしていただくと良いです。
・態度・言葉遣い
・派手すぎる服装、髪色
・入れ墨・タトゥー
上記のような点は内観に行かれる際には普段より服装を控えめにしたり、入れ墨やタトゥーは隠すようにするなど気を付ける事が出来る方もいらっしゃると思います。
そういった所も気を付けるだけでも不動産屋の心証も良くなり部屋探しにも協力的になってくれるかもしれません。
水商売のイメージはまだまだ良いとは言える状態ではありませんが、結局は水商売でもいろんな人がいる事は不動産も分かっていますので真面目な印象を与えていれば普段は駄目でも特別に了承を得れる場合もあるかもしれませんので覚えておくとよいでしょう。
保証人をつける事で水商売でも部屋を借りやすく
通常では水商売では断られる場合でも例外が起きる場合もあります。
個人の大家さんであったり特別に管理会社から許可が下りる場合も実はそう少なくはありません。
弊社のお客様でも実際にそういった方をたくさん見てきています。
そういった時に条件として提示されるのが保証人をつければ良いと言われるケースです。
近年では保証人をつけない代わりに保証会社を利用する事が多くなってなってきていますが水商売の方ですと保証会社の審査に落ちてしまい部屋を借りる事が出来ないケースが殆どです。
そういった場合に保証人をつける事で保証会社を利用せずに大家さんの了承を得れれば賃貸契約出来る場合があります。
もちろん上記でお話ししてきました心証が良ければという前提です。
保証人は原則3親等以内というのが契約上で決まっています。
ですので、親、兄弟などに頼む事が出来るのでしたら最初から保証人をつけるので保証会社は利用しない方向で考えていると伝える事で話がスムーズにいく事もあると思います。
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